午後のどうしようもない眠気。会議中も、デスクでも、まぶたが重い——そんな日、ありますよね。
そんなときの強い味方が「仮眠(パワーナップ)」です。ただし、やり方を間違えると逆効果になってしまうことも。今日は、書籍『快眠法の前に 今さら聞けない 睡眠の超基本』(柳沢正史 監修/朝日新聞出版)をもとに、仮眠で知っておきたい4つのことをご紹介します。
1. 仮眠をとるなら「午後2時まで」
まず大切なのが、時間帯です。仮眠は午後2時までに済ませましょう。
それ以降に眠ってしまうと、夜の睡眠が取りづらくなり、肝心の夜に眠れなくなってしまいます。夕方のうたた寝は、その日の夜の眠りを削っているのと同じこと。「もう3時か……」というときは、思い切って我慢するのが正解です。
2. 仮眠は「20分」で切り上げる
長く眠れば、それだけ回復する——と思いきや、仮眠にかぎってはそうではありません。
20分程度の仮眠は、中程度の深さの睡眠状態にとどまります。深い睡眠に入る前なので、軽い刺激でもスッキリ起きることができ、午後のパフォーマンス向上が期待できるのです。
一方で、30〜40分以上眠ってしまうと、最も深いノンレム睡眠(深睡眠)に入ってしまいます。こうなると寝覚めが悪くなり、かえって眠気が残ってしまう可能性があります。「もっと寝たい」を断ち切る20分が、午後を救います⏰
3. 体勢をきちんと確保してから眠る
短い仮眠とはいえ、体に負担のかかる姿勢で眠ると、首や肩を痛めてしまいます。
- 枕やクッションで頭を固定する
- 寒いときはひざかけをかける
こうして「眠りやすい体勢」を先に整えてから眠るのがコツです。
仮眠に役立つ快眠グッズ
環境を整えるのに、こんなアイテムも有効です。
- 昼寝用枕——頭を支えて、腕を下に通せるタイプだと体が痛くなりにくいです
- リクライニングチェア——後ろに倒せる椅子なら、横向きに近い体勢で仮眠できます
- 耳栓・ノイズキャンセリングイヤホン——周りの音を遮断できると、入眠がスムーズに
- アイマスク——目もとを暗くすることで、眠りに入りやすくなります(わたくしの愛用品は西川のアイマスクレビューでご紹介しています)
- 目もとを温めるシート——リラックスでき、目の疲れをとる効果も期待できます(わたくしはあずきのチカラを愛用しております)
4. 仮眠の「前」にカフェインをとる
これが、いちばん意外で効果的なテクニックかもしれません。
カフェインは、体内に吸収されて効果を発揮するまでに20〜30分かかります。これを見越して、仮眠に入る前にコーヒーや紅茶を飲んでおくと——ちょうど目覚めたい頃にカフェインが効きはじめ、スッキリ起きられるというわけです☕
「眠る前にコーヒー?」と驚かれるかもしれませんが、20分の仮眠なら理にかなった作戦です。(ただし夕方以降は逆効果ですのでご注意を。カフェインの残り方はこちらの記事で詳しく書いています)
まとめ:正しい20分が、午後を変える
- ⏰ 仮眠をとるなら午後2時まで
- ⏳ 20分で切り上げる(30〜40分以上は逆効果)
- 🛋️ 体勢を整えてから眠る(グッズの活用も◎)
- ☕ 仮眠の前にカフェインをとると、スッキリ起きられる
「眠ってしまう」のではなく「戦略的に眠る」。それが仮眠の極意です。今日の午後、さっそく試してみてはいかがでしょう🐑☀️
なお、そもそも夜の眠りが足りていないと、日中の眠気は続きます。夜の眠りを整えるヒントは眠れないときの対処法9つをご覧くださいませ。
この記事は書籍からの学びと運営者の経験にもとづく一般的な情報提供であり、医療行為や診断に代わるものではありません。日中の強い眠気が続く場合は、専門の医療機関にご相談ください。

